「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」ネタバレ解放。期待外れだ
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
観たかった映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を観てきました。
前作を観たのは学生の頃でしたが、あれから20年たったとは思えないですね。
まさに「光陰矢の如し」と言った感じです。
ウィル・スミスは「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」には出演せず、こちらに出演していました。
映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」のあらすじ
前回の侵攻から20年、人類は復興し、さらにエイリアンの技術を取り入れて重力から解放されていました。
新技術による武器や戦闘機などを開発し、地球防衛システムを構築して、その技術力は月面に基地を作るまでに発展しました。
その月面基地で任務に就いているジェイク(リアム・ヘムズワース)は、退屈な作業をこなす毎日にうんざりしています。
その頃、地球のエリア51にある基地ではアダムス将軍(ウィリアム・フィクナー)が緊急に呼び出されていました。
先の戦いで捉えたエイリアン達が、20年の沈黙を破り、突如として監房で騒ぎ出したと言うのです。
一方、アフリカで地元の部族と共に20年前に墜落した宇宙船の調査を行っていたデイビッド長官(ジェフ・ゴーフドブラム)も、内部の装置が生きており、信号を発している事を発見します。
時を同じくして、各地で丸い輪を描いたシンボルマークが多数発見されていました。
さらに異変は続き、土星にあった基地とも連絡が取れなくなり、月面基地では重力異常が起こってしまいます。
すると、渦のような空間の歪みから丸い形をした宇宙船が現れ、対応を迫られた月面基地は地球に指示を仰ぎます。
地球では協議がはかられ、デイビッド長官は先制攻撃に反対しますが、ランフォード大統領(セーラ・ウォード)が出した結論は攻撃でした。
命令を受けた月面基地では、球体の宇宙船を攻撃し、破壊する事に成功したのです。
そんな中、7月4日を迎えた人類は独立記念日の式典を行い、パイロットとしてヒラー大尉(ウィル・スミス)の息子であるディラン・ヒラー大尉(ジェシー・アッシャー)も参加していました。
月面基地のジェイクはムーンタグに乗り、アフリカでデイビッド長官をピックアップすると、球体型宇宙船の残骸を調査・回収する為、月の墜落現場に向いました。
そこで、各地で発見されたシンボルマークによく似た白い球体を発見します。
その時、直径4,800kmもある巨大な宇宙船が月に現れたのです。
巨大宇宙船は月面基地を一瞬で破壊すると、そのまま地球に向う軌道をとりました。
ジェイク達は墜落現場での回収作業中で難を逃れましたが、巨大宇宙船は重量を有しており、白い球体の回収を終えたムーンタグは引き寄せられ、一緒に地球へと降下していったのです。
危険を察知した地球では、防衛システムを発動して迎撃しようとしますが、システムの要である衛星を破壊され、あっさりと地球侵入を許してしまいます。
地上に降り立った巨大宇宙船は、重力を駆使して都市を街ごと持ち上げると、落下させて破壊し、大西洋に着陸してしまいました。
果たして、人類はどうなってしまうのか? 白い球体は何なのか? といったお話です。
映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」の主なキャスト
リアム・ヘムズワース
ジェフ・ゴールドブラム
ビル・ブルマン
マイカ・モンロー
ジェシー・アッシャー
映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」のレビュー(ネタバレあり)
前作の「インデペンデンス・デイ」は青春時代に観て、かなりの衝撃と映画の面白さを実感した作品でした。
その時の印象のまま観てしまったので期待が大きすぎたのか、今回の「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」にはがっかりしてしまいました。
何故そう思ってしまうのか考えたんですが、映画の内容がほとんど前作の焼き直しに感じてしまったのが、一つの原因かなと思います。
エイリアンの宇宙船に潜入して敵機を乗っ取るところや、エイリアンに悟られないように短波無線を使うところ、一人の勇敢な男が爆弾を搭載した機で突っ込むところなど、話の展開が似ているんですよね。
エイリアンを素手で殴る場面もありました。
前作へのオマージュなのかもしれませんが、続編として新しい事を期待していたのでちょっと残念でした。
新しかった事といえば宇宙船が巨大になっていた事とか、攻撃方法(前作はビームで、今回は持ち上げて落とす)ですね。
あとは、攻めてきたエイリアンとは違う知的生命体として白い球体が出てきたことですかね。(白い球体は機械なんですけど、肉体を捨てた新しいエイリアンとの事)
なんとなく、期待と気持ちがズレてしまったので、悪いところばかりが気になってしまって、最後にボスキャラとして女王と呼ばれるビル位あるデカいエイリアンが出てくるんですが、その倒し方も、そのボスの行動も納得いきませんでした。
ボスが宇宙船から現れて、何故かいきなり近くにいた子供たちの乗ったバスを攻撃し始めるんです。
それはまあいいとして、攻撃方法がバスを踏みつけようとするだけだったのはお粗末でしたね。
手にビーム兵器を持っていたのに、何故か踏みつけようと必死なんです。
ジュラシックパークのティラノサウルスを彷彿とさせる攻撃ですよ。
科学が発展したエイリアンという設定だったはずなのに、恐竜レベルの攻撃方法って。。。もうちょっと何かあるでしょ。
それから、倒され方です。
バスのくだりが終わって、デカい体の周りを防御の為に、戦闘機をたくさん旋回させ始めるんです。(ロックマンの葉っぱのバリアみたいに)
しかし、真上だけガラ空きになっていて、そこから攻撃されてやられちゃうんです。
何度も言いますけど、科学が発展してエイリアンという設定だったはずなのに。
何故、頭上を守らなかったのか? ずさん過ぎます。
好きだった映画の続編なので、期待しすぎてしまった僕が悪いのでしょうか。
残念でなりません。
さらなる続編がありそうな終わり方をしていたのも、ちょっと嫌な予感がしますね。
レビュー俳句
「この出来は
悪すぎるでしょ
がっかりです」
大きな期待はしないで観た方が精神衛生上よろしいかと思います。
ウィル・スミスはコチラ
前作を観た方が良いですよ