カリフォルニアダウン あらすじとレビュー
新作の棚にあったカリフォルニアダウンをレンタルして見ました。
あらすじ
レスキュー隊に所属する主人公のレイ。彼には奥さんと娘がいるのですが、ある事件がきっかけで自分を許せなくなってしまい、殻に閉じこもり家族を遠ざけてしまうようになっていました。奥さんはと言うとそんなレイに愛想をつかして新しい彼を作って再婚に向けて動いているところです。
そんな折、タイトルにもあるとおり、カリフォルニアを巨大地震&津波が襲います。レスキュー隊員のレイは当然奥さんと娘を助けようと右往左往して、色々あって一見落着と言った話です。
【レビュー】
王道のストーリではあるのですが、なんとなく薄口のしょうゆのようなもう少しエッセンスの足らない感じがしました。
似たような話のアルマゲドンには災害だけでなく絆みたいなのも丁寧に描かれていたのですが、この作品にはなかなかそういったシーンが少なく、淡々と個人的な救助活動が続いていく感じです。
娘さんと協力して災害を切り抜ける男がいるのですが、それもただ単にその日にあっただけの赤の他人で、あの極限状態でどうしてそこまでして助けるのか、一緒に行動するのか分かりません。説明っぽいシーンも一応あるにはあるのですが、僕的には足らない感じがします。
奥さんの新しい彼氏は地震発生時娘さんと一緒にいたのですが、あっさりと見捨てて逃げてしまったり、やはり全体的に絆とか人間味とかの描き方が薄いので入り込めない部分も多かったです。 主人公のレイもあまり多くを語らず人間くさくないので、淡々と救助活動しているなぁという感じです。
レビュー俳句
「淡々と
レスキューしてく
味気なさ」
レビューは毎回5・7・5で締めたいと思います。(飽きない限りは。。。)