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「カイジ」漫画の読む順番も解説! 世間のクズは見るべし!映画「カイジ」レビュー

久しぶりに藤原竜也の演技でも見てみようかなと思い立ってカイジを借りてみました。

 
製作年を見て、以外と古かったなぁという感じがしましたね。もっと最近のような気がしてましたが、僕も年をとりました。

 

原作も非常に人気のあるマンガと言うことで、こういう作品は賛否両論巻き起こるのが常ではりますが、製作者は勇気のある決断をしたと思います。
 
 

あらすじ

主人公は藤原達也演じる伊藤カイジです。
しがないフリーターですが、心の中では「こんなはずじゃない、まだ人生の途中なんだ」と自分をごまかす日々を送っています。
 
そんなある日、カイジの前に遠藤という借金取りが現れます。以前に連帯保証人をしていた友人が逃げたので、支払い義務が生じたと言うのです。
 
一気に多額の借金を背負ってしまったカイジはうなだれ、絶望してしまいましたが、遠藤から借金を帳消しにする方法があると聞かされます。
それは、エスポワールと言う豪華客船に乗って、その中でゲームに勝てば、借金が帳消しになるどころか大金がつかめると言うのです。
 
この話を受け、意気揚々と船に乗り込んだカイジは大金と命をかけた極限のゲームに巻き込まれていくと言うお話です。
 
 

【レビュー】

この作品はこれまで何回も金曜ロードショウとか色々なとこで放送されているので、延べ3回目くらいの視聴になります。
 
原作はもともと大好きなんですが、読んでいた当時は僕もしがないフリーターをやっていたので、利根川とかのいわゆる「カイジ名言」と言われる「勝たなきゃクズだ」とか「世間はお前らの母親ではない、いつまでもお前らの決断など待ってはくれんのだ」などの言葉に感銘を受けると共に、なんか見抜かれてる感がして恐ろしい思いすら感じていました。
 
なので、今観ても香川照之演じる利根川の言動にはビクついてしまいます。
 
カイジといえば「名言」と言われるくらい原作では印象的な演出がありました。まるまる1ページ黒い背景に白字の「名言」だけというページがあるくらいキャラクターの言葉にがあったと思います。
 
しかし、映画版ではちょっとその辺の部分が薄くなってしまっているなぁという感じがしましたね。ストーリーとかテンポに重点を置いているのか、言葉の力とか間の取り方とかはあまり効果的ではなかったと思います。
 
もっと、どす黒く、うねうねした感情の部分がカイジの良さだと思うのですが、映画ではそこを削ってテンポよく、カッコよく、サクセスストーリのようにカイジを描いていたので原作ファンとしてはちょっと物足りないです。
 
地下労働施設とかペリカとか映像化したのは楽しくていいんですがライトな感じは否めませんでした。
 
藤原竜也が主人公なのでカッコよさは必要だったのかもしれないですが、もうちょっと人間くさい部分も原作どおり残してほしかったです。カイジは基本ダメ人間なんですから。
 

ちなみに原作漫画「カイジ」を読む順番は

①賭博黙示録・カイジ(全13巻)

②賭博破戒録・カイジ(全13巻)

③賭博堕天録・カイジ(全13巻)

④賭博堕天録・カイジ~和也編~(全10巻)

⑤賭博堕天録・カイジ~ワン・ポーカー編~(現在、10巻まで)
 
 
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レビュー俳句

「クズだけは
   言わないでよね
        傷つくさ」
原作のマンガをまた読みたくなりました。