最新!映画レンタル&上映中 個人的レビュー.com

映画が好きなので自分のアーカイブとしてまとめて行くので良かったらご覧あれ。 映画を中心に最近見たものをざっくばらんにレビューしてみようと思います。 【一人遊びが好きなので、映画・漫画・ゲーム・アプリ等とにかく全般】

MENU

映画「ヴィジット」はネタバレ見ずに、自分で解け!分かり易い伏線あるよ

 M・ナイト・シャマランが8年ぶりにスリラー映画に帰ってきたと言うので、映画「ヴィジット」を観てみることにしました。

 

M・ナイト・シャマランはドラマを撮ったり、色々と模索していたようですが、スリラー映画が一番似合ってると思います。

 

ドラマも観ました。

www.taroshi.com

 

ヴィジットのあらすじ

15歳の姉・ベッカと13歳の弟・タイラーは、母・ポーラが駆け落ちして以来、会っていないと言う祖父母の家に1週間遊びに行く事になります。

 

一緒に駆け落ちした父親の方は、すでに家を出て行ってしまい、1週間手の空いた母のポーラは新しい恋人と豪華客船のクルーズに出かけることに。

 

祖父母には、母親ですら駆け落ちして以来15年間会っていないので、当然ベッカとタイラーは初めて会うことになるのです。

 

カメラ好きのベッカは、その1週間の様子をドキュメンタリー映画としてカメラに収める事にし、まず、母・ポーラの両親への想い等をインタビュー形式で撮影します。

 

以後、ストーリーはベッカとタイラーの持つハンディカムの映像を通して進みます。

 

祖父母の家に着き、穏やかな2人に接し、安心するベッカとタイラー。

2人に祖父は、「地下室には行ってはいけないよ」と言います。

夜になり、また2人に「夜は早く寝るので、9時半以降は部屋を出てはいけない」と言いました。

 

しかし、9時半を過ぎてもまだ起きていたベッカは、何か食べ物を探しに1階へと降りていくと、歩き回り、嘔吐している祖母を見てしまいます。

 

何か異様な雰囲気を感じたベッカは、すぐに部屋へと引き返します。

 

果たして、この家には何がるのか? 9時半以降部屋を出てはいけない理由とは何なのか? と言ったお話です。

 

ヴィジットのネタバレ含むレビュー

結論から言うと、祖父母だと思っていた2人は全くの別人で、本物の祖父母は地下室で殺されていたと言うものです。

 

祖父母の家についてから、ベッカとタイラーは母ポーラとPCでスカイプ(TV電話)をしていたのですが、そのカメラをわざとらしく祖母が壊すので、僕はピーンと来ましたね。

 

「あ、この2人ポーラに姿を見られたくないな」と。

 

そしたら、終盤でいきなりPCカメラが直って、母・ポーラが「祖父母を映して」と確認するわけですが、やはり別人。早く逃げてとなるわけです。

 

ちょっと分かりやすかったかなと言う感想です。8年ぶりにスリラーに帰ってきたので、もっとビックリ仰天するような「驚愕のクライマックス」を期待していたんですが、少し残念です。

 

結末に関しては、少し残念な気持ちはありますが、そこに至るまでの不気味さは、さすがM・ナイトだなと思わせてくれます。

 

まず、映像から漂う不協和音みたいな怖さ、それから祖父母がとにかく怖いんです。

 

祖母は夜中に裸で壁をガリガリしたり、祖父は納屋に使用済みの紙オムツ集めてたり、不気味な行動ばかりとってるんです。

 

祖父母だと信じているとは言え、初めて会った老人達がそんな行動してたら1週間待たずに逃げますね、僕なら。

 

怖さ以外には、M・ナイト・シャマランのスリラーには珍しく、笑える場面も多かったように思いました。

 

ベッカとタイラーが、家の床下で柱と柱の間を四つん這いになりながら追いかけっこしていると、急に祖母が鬼のような表情で参戦してきて2人を追い掛け回すシーンがあるんです。

 

何食わぬ顔で、祖母が床下から出てくると、スカートがビリビリでお知り丸出しになっていたり、最後にベッカとタイラー、祖父母が対決するシーンでは、祖父が潔癖症のタイラーの顔に、自分のはいていた糞をもらしたオムツをくっつけたり、ハハハッとなる場面もいくつかありました。

 

総じて、M・ナイト・シャマランのスリラー映画はやはり面白いと思います。

結末に関しては、M・ナイトって事で、ハードルが自然と上がりすぎていた部分もありますし、M・ナイトと知らずに観たら、高評価は間違いないです。

 

注意点として、ベッカとタイラーの持つハンディカムを通しての映像と言うテイになっているので、画面がかなり揺れる場面も多いです。

映像酔いする人は、観ない方がいいかも知れないです。

 

レビュー俳句

「スリラーに

    見事に復活!

       M・ナイト」

じわじわ来る怖さの演出はさすがです。