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映画「X-ミッション」内容はともかく映像は綺麗でド派手

エクストリームスポーツを前面に押し出したド派手なアクションが売り物の映画「X-ミッション」を借りてみました。

 

アクション好きの僕にはたまらない作品ですね。

 

映画「X-ミッション」のあらすじ

自らのエクストリームスポーツ動画をYouTubeなどにアップして、スポンサー契約をとり、トップアスリートとして活躍するジョニー・ユタ(ルーク・ブレーシー)が主人公です。

 

ユタは親友のジェフとバイクで危険な山岳地帯を疾走する映像を撮影中に、事故でジェフを亡くしてしまいます。

 

心にトラウマと責任を感じたユタは、エクストリームスポーツから引退し、猛勉強の末、7年後FBIに入ります。

 

その時、FBIではある難解な事件を捜査していました。

高層ビルへバイクで侵入し、ダイヤを盗みそのままバイクで窓の外へダイブすると、パラシュートを広げ逃走したり、飛行中の現金輸送飛行機から現金と共に飛び降るなど、通常の捜査では対応できない事件が起きていました。

 

しかも、犯人グループは奪った金品や現金を持ち去らず、現場近くの貧困地域に上空からバラまいていくという常識では考えられない行動をとっているのです。

 

犯人グループがエクストリームスポーツを駆使していることや、犯行エリアなどから、「オザキ8」と呼ばれるエクストリームスポーツをやる者にとっては伝説ともされている8つの試練になぞらえている事に気づきます。

 

そして、次の試練がフランスの大波であることを突き止めました。

 

ユタは、上司であるホール(デルロイ・リンド)と共に上層部に報告をあげますが、相手にされず、ホールは独断でユタをフランスの捜査官パパス(レイ・ウィンストン)の元へと送ります。

 

そこで、エクストリーム集団を率いるボーディ(エドガー・ラミレス)と出会い、彼らの集団に潜入していきます。

 

果たして、ユタは犯罪の証拠を掴むことが出来るのか? と言ったお話です。

 

映画「X-ミッション」のレビュー

CGを使っていないアクションシーンはやっぱり凄かったです。

 

巨大な波にサーフィンで挑んだり、ムササビみたいなスーツを着て山の斜面を飛び降りたり、スノーボードで岩肌むき出しの斜面を滑り降りたりと迫力満点の映像で、思わず「おぉ~」と声が出てしまいました。

 

自然の映像も綺麗で観ていて飽きなかったです。

 

ただ、ストーリーはあまり意味があるようには思えませんでした。

 

犯人グループがこだわっていた「オザキ8」という試練は、映画の中で環境とか自然保護を訴えているオザキさんという人が考えたものらしいんです。

 

犯人達もそのオザキさんの考えに共感して、鉱物資源を自然に返したり、自然から搾取している企業を襲っていたんですが、 空中から色々バラまいたり、山崩れを起こして鉱物を運ぶトラックを山へ返すとか、なんかそれ自体が自然破壊のような気がして共感できなかったです。

 

最後には銀行まで襲っていて、もう思想とか関係なく犯罪集団と化しているので、当初の自然が好きだった気持ちはどこへ行ったのかと、矛盾を感じました。

 

主人公のユタも捜査官っぽいところがほとんどなく、エクストリームに興じる若者にしか見えなかったのが残念です。

 

映像とかエクストリームスポーツを題材としたアクションは素晴らしいので、エクストリームスポーツのプロモーション映像にすれば良かったのかなと思いました。

 

レビュー俳句

「本物の

   エクストリーム

        を見てみたい」

エクストリームスポーツ自体は面白かったですよ。

 

コレが本物