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映画「トカレフ」ニコラス・ケイジの無駄な努力が面白い

 ニコラス・ケイジ主演のアクションサスペンス映画「トカレフ」を借りてみました。

 

私事ですが、最近はアクションサスペンス系の映画にハマってまして、タイトルからして良いですよね。

 

映画「トカレフ」のあらすじ

主人公のポール(ニコラス・ケイジ)は、かつては犯罪に手を染め、ギャングとして裏社会に生きていました。

 

しかし、その過去からは足を洗い、今では表の仕事についています。

 

表の仕事では成功を収め、裕福な家庭を築き、美しい後妻のヴァネッサと16歳になる娘のケイトリンの3人で暮らしていました。

 

映画「トカレフ」の画像

(C)2014 Tokarev Production, Inc. All Rights Reserved.

そんなある日、ポールは仕事で食事会に出席する事になり、妻のヴァネッサと共に出掛けることになりました。

 

そこで、家に残されるケイトリンは、ボーイフレンドのマイケルとその友達エヴァンを家に呼んで、3人で留守番をすることにします。

 

その夜、ケイトリンに留守を任せ、食事会に主席しているポールの元に警察が訪ねてきました。

 

要件を聞くと、なんと娘のケイトリンが家に押し入った強盗に拉致されたと言うのです。

 

急いで家に戻ると、家は争った形跡があり、マイケルは軽症、エヴァンは病院に搬送されていました。

 

マイケルの話によると、犯人は複数犯で、銃を持っており、あっという間の出来事だったと言います。

 

映画「トカレフ」の画像

(C)2014 Tokarev Production, Inc. All Rights Reserved.

悔しさをかみしめるポールは、かつてのギャング仲間であるケインとダニーの助けを借り、ケイトリンと犯人達の情報を集めようと奔走しますが、その甲斐なく、ケイトリンは頭部を撃ち抜かれた死体で発見されてしまいます。

 

警察によると犯行に使われた銃は、トカレフと言う旧ソ連製の銃である事が分かりました。

 

トカレフと言うキーワードに、ポールら3人は引っかかりを感じます。

 

3人は、ギャング時代に旧ソ連のロシアンマフィアを襲って殺し、金を奪った事がありました。

 

そのロシアンマフィアがよく使う銃が、トカレフなのです。

 

ケイトリンを殺した犯人はロシアンマフィアの可能性が高いと感じたポールは、実行犯をあぶり出そうと彼らの拠点を襲撃し、犯人の情報を聞き出そうと試みます。

 

それに対し、ロシアンマフィア側も黙っている訳はなく、ボスのチェルノフを中心に反撃に転じてきます。

 

果たして、ポールはケイトリンを殺した犯人を見つけられるのか?  と言ったお話です。

 

映画「トカレフ」の主なキャスト

ニコラス・ケイジ

レイチェル。ニコルズ

ダニー・クローバー

ピーター・ストーメア

マイケル・マグレディ

 

 

映画「トカレフ」のレビュー(ネタバレあり)

衝撃的なラストのネタばらしが面白かった作品ですね。

 

結論から言うと、ロシアンマフィアは全く関係なくて、ボーイフレンドのマイケルが犯人だったと言う事でした。

 

簡単に流れを言うと。

ケイトリン「うちの親父昔ワルで、ギャングやってたんだ〜」

マイケル「マジで!?本当かよ〜。何かヤバい話とかある?」

ケイトリン「あるよ。親父の部屋に銃あるし」

マイケル「えー、見たい。見たい」

ケイトリン「ほら、これ見て」

マイケル「うわー!超かっけー!本物の銃じゃん」

マイケル「こんな感じか?うん?」

銃を構えるマイケル、その後ろにケイトリン。

ケイトリン「もう銃しまって…」

構えているマイケルの肩をグイっと引っ張る。

その時、バーン!!

ケイトリンを撃ち抜くマイケルでした。

 

子供の遊びの中の事故だったと言う結末が想定外で、僕も頭を撃ち抜かれた気分でした。

 

だって、仲良し3人組だったケインはロシアンマフィアに殺されるし、ダニーはポールから、お前がかつての襲撃の情報をロシアンマフィアに流したと疑われ、言い争いになってポールが殺してしまったんですよ。

 

そして、ロシアンマフィアの報復でポールも殺されます。

 

完全に無駄死にですよ。

ニコラス・ケイジの無駄な努力です。

 

その無常感と、ボタンの掛け違えによる悲劇の連続は、妙な悲しみと「何その結末」と言う呆れた気持ちの両方を持ってきて不思議な感覚でした。

 

でも、面白いか、面白くないかで言うと面白いんです。

 

アクションシーンの迫力と、結末のバカらしさのアンバランスさが変にマッチしていて、この映画が好きになりました。

 

レビュー俳句

「本物の

           銃で遊んじゃ

                           ダメだろが」

銃社会のアメリカらしい発想の面白い映画でした。

 

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これがトカレフ