映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」ストーリーはあれですけど、最後に感謝が待っています。
奇妙な予告編を見て気になっていた。「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観ました。
とびっきりの美人でもなく、かと言ってブスでもなく、なんとなく気になるタイプで普通感が満載の黒木華が主演です。
奇妙な予告編がコチラです。
「リップヴァンウィンクルの花嫁」のあらすじ
派遣教員の皆川七海が主人公です。
七海は大人しい性格で、声も小さく、授業を受け持つ生徒達からいじめられるなど、幸の薄い生活を送っていました。
そんな七海でしたが、SNSで同じく教師をしている男性・鉄也と知り合い、結婚する事になります。
結婚式の段取りをする中で、新婦の七海側の親族の出席者数が少なく、鉄也から何とかして欲しいと言われてしまい、SNSでその事の愚痴をこぼしていると、SNS仲間から結婚式の代理出席を請負ってくれる何でも屋の安室を紹介されます。
そして、七海は安室に代理出席を頼み、何とか結婚式を乗りきりました。
しかし、結婚後のある日、七海の元に1人の男が現れ、夫である鉄也が浮気をしていると知らされます。
しかも、相手はその男の彼女だと言うのです。
ホテルに呼び出された七海は、男から浮気の仕返しにと関係を迫られ、安室に助けを求めます。
安室に助けられ事なきを得ますが、男とホテルにいる動画が、何故か義理の母に送りつけられ、鉄也との離婚を言いつけられてしまいます。
離婚をし、行くところが無くなった七海に、安室は報酬100万円の住込みのメイドの話を持ってきました。
住む家もない七海は、その仕事を受ける事にし、同じメイドの仕事を受け、先に働き始めていた里中真白(Cocco)と共に働き始めます。
果たして、報酬100万円のメイドとは何なのか? 七海はどうなるのか? と言ったお話…だと思います。※見終わっても謎が多かったので。
「リップヴァンウィンクルの花嫁」のレビュー
何も考えないで観ればとても面白い作品だと思います。
と言うのも、黒木華や綾野剛を始めとする出演者の演技がとても良いんです。
その2人だけじゃなく脇を固める俳優さんも、有名、無名に関係なく上手でしたね。
音楽もほとんどなく、出演者達が出す生活音しかないので、何かのドキュメンタリーを見ているような、そんな感じでスッと映画の中に入っていけました。
ただ、設定やストーリーが飛んでいるので、その辺が気になりだすと止まらなくなってしまいますので、何も考えず、世界観とかを楽しむ事に集中しましょう。
そうすれば、いい映画でしたと観終われる事うけあいです。
ストーリーは本当に訳が分からないです。
一番気になるのは、七海をピンチや離婚に追い込んだのは安室なんですが、最後までその意図がつかめなかった事です。
他にも、100万円の報酬のメイドと言うのは、実は依頼主が真白で、真白は余命幾ばくもなく、一緒に死ぬ相手を探していたという事なのですが、何故七海だったのか?とか分からない事がたくさんありました。
自分の中でこじつけて決着をつける事は出来ますが、もう少し説明して欲しかったです。
演技がとても良かっただけに、勿体無い印象がありました。
ここからは余談ですが、真白がAV女優と言う設定なので、心に残るシーンが1つありました。
真白のマネージャー役の夏目ナナがAV撮影後のシーンで、ぐったりする真白に
「3Pよく頑張ったねー」と言っているのが何気に心に残りましたね。
3Pはやっぱり疲れるんですね。
いつか3Pにチャレンジする場面が来たら、この言葉を思い出すと思います。
それから、エンドロールに森下くるみの名前があった事に驚きました。
昔は大変お世話になりましたと言う感謝の気持ちでいっぱいになる映画でした。
※変な話で女性の方すみません。。。
レビュー俳句
「困るよね
説明不足
訳わからん」
くれぐれも考えすぎないで観て下さい。