真剣に観ると頭が溶けちゃうよ 「ピクセル」レビュー
どんな映画なのか想像がつかないピクセルをお気に入りの近所のTSUTAYAで借りてみました。
あらすじも何も見ずに、パッケージのパックマンのイメージだけで借りたので、どんな内容なのか楽しみになってきました。
ピクセルのあらすじ
サムはかつてゲームの世界大会に出るほどの実力を持った少年で、ギャラガの世界チャンピオンとして輝いた日々を送っていたが、大人になった今ではしがないホームシアターの取り付け業者。
ある日、いつものように取り付けを終えて帰る途中、幼馴染で大統領のウィルから異星人に攻撃されたので、ホワイトハウスに来て欲しいと連絡を受けます。
グアムの空軍基地が異星人に攻撃された際のパターンがギャラガと同じパターンだった事に気付き、サムに協力を求めたのでした。
この異星人攻撃は、かつてNASAがゲーム大会の様子などを収録した映像を宇宙へ向けて発信した事が原因でした。
ゲーム大会の映像を挑戦状だと受け取った異星人は、地球人にたいして、ゲーム3本勝負を挑んできます。
それに負ければ地球を消滅させるとの事。
そこで、大統領のウィルは元ギャラガ世界チャンピオンのサムを中心にしてアーケーダーズというチームを結成して、異星人を迎え撃つことにしました。
果たしてサムは勝利する事が出来るのか? 地球はどうなってしまうのか? といったお話です。
ピクセルのレビュー
設定とかストーリーとかはとりあえず置いといて、映像が綺麗でしたね。
「ギャラガ」「パックマン」「ドンキーコング」とかのゲームはあまりやった事無かったので、懐かしさとかは微塵も感じませんでしたけど、異星人の攻撃によって、どんどんピクセルになっていく様が綺麗で楽しかったです。
見るべき所はそんなところかな。
ストーリーは無茶苦茶で、真剣に見るとこちらの頭がおかしくなる様な気がしたので、何かしながら流し見する位が丁度いいと思います。俗に言う作業用ですかね。
真剣にこの映画と向き合うと頭が溶けちゃいそうになります。。。。
ちなみに僕は革靴を磨いたり、眉毛を整えたりしながら、たまに映像を見て綺麗だなぁとか、音を聞いて愉快だなぁと楽しみました。
作業用なので、字幕ではなく、吹替えで見たのですが、主人公サムの声を柳沢慎吾がやっていて、やっぱり芸能人が吹替えとかやると聞きづらいなと、ちょっと芸能人の吹替えブームに警鐘を鳴らしてやろうかと考えたりもしていました。
僕が警鐘を鳴らしても誰も振り向かないとは思いますけどね。へっ!
でも、「あばよ!」のセリフが入っていた事は感心しました。少しでも爪痕を残そうとしたのかなぁ。
柳沢慎吾の前のめりの姿勢に乾杯。
ま、真剣に見る様な映画ではないので、BGMとか垂流し用の映画だと思えば良作ですよ。
レビュー俳句
「真剣に
見ると頭が
溶けちゃうよ」
軽〜い気持ちで、期待しないで見た方がいいですよ。