ヒロインをもう少し考えたほうが良かったね。
最後に大ドンデン返しが待っているというマインドファックムービー「ピエロがお前を嘲笑う」をTSUTAYAで借りてみました。
邦題が何となく面白そうな予感を誘いますね。
2014年にドイツで製作されて、ドイツアカデミー賞にもノミネートされている作品でした。
ハリウッドのリメイクも決まっているので、楽しみに見てみようと思います。
あらすじ
主人公はさえない大学生のベンヤミン。
ベンヤミンは密かに想いをよせるマリの為に、試験問題を盗もうとします。
しかし、警備員に捕まってしまい、50日間の奉仕活動をする事に。
そこで、マックスという男に出会い、自由に生きる彼に憧れ、行動を共にしていきます。
マックスはベンヤミンの能力を買って、仲間に引きれるとハッカー集団クレイを立ち上げ、次々とドイツの金融機関などにハッキングして、瞬く間にニュースに取り上げられるほど世間の注目を集めました。
そんな中、ベンヤミンの憧れる天才ハッカーMRXだけは、クレイに目もくれず、むしろバカにされてしまいます。
どうしてもMRXに認めてもらいたいベンヤミンは、国内で最もセキュリティの高い、ドイツ連邦情報局へのハッキングを仕掛けます。
果たして、ベンヤミンはどうなってしまうのか? と言ったお話です。
レビュー
大ドンデン返しは確かにありましたが、期待したほどではなかったかなという感じです。
理由はマリです。
ストーリー自体は面白いくて、緊張感もあるんですが、いかんせんヒロインであるマリがちょっとアレなんですよ、魅力が全くなかった。
最初のハッキングである試験問題を盗むにしても、マリの為にそこまでしないだろうと思ってしまいますし、ハッカー集団クレイとなってからも、ハッキングが成功する度にクラブとか行って、バカ騒ぎするんですけど、毎回マリが来てるんですよ。
どこに行っても、またお前かというくらい、そこら中を徘徊してます。
顔もそんなに良くないし、遊びまわっていて尻軽感がハンパないし、こんな女どこが良いんだよ、この女の為にそこまでしないよって思ってしまいました。
なので、ベンヤミンのマリが好きで役に立ちたいとか、ものにしたいっていう根元的な動機に感情移入出来なかったので、その後のストーリーも何となく頭に入って来なかったんです。
ヒロインは、「あの子の為なら仕方がないよね、自分でもそうしてしまう」と思ってしまう位の魅力がないとダメだと思います。
顔だけじゃなくて、雰囲気とかそういうのにももっと気を使って欲しかったです。
全体的には、まあまあ面白いですよ。
ハリウッドのリメイクに期待したいと思います。魅力的なヒロインであればいいですけど。
レビュー俳句
「ヒロインは
魅力がないと
アカンのや」
ストーリーは良くできていて面白いですよ。