迷宮なくなってゾンビ出た...なんだかなぁ 「メイズランナー2:砂漠の迷宮」レビュー
前作の「メイズランナー」を観ていて、続きが気になっていたので、「メイズランナー2:砂漠の迷宮」をいつものTSUTAYAで借りてみました。
超大作3部作らしいので、せっかく1作目を観たからこのまま最後まで観てみようと思ってます。
「ロード・オブ・ザ・リング」の時は2作目で挫折してしまったので、今回は最後まで走りきります。
あらすじ
前作の「メイズランナー」で謎の組織WCKDが造った巨大迷路を脱出したトーマス達は、脱出したところで武装したこれまた謎の集団に保護されます。
謎の集団に保護されたトーマス達は砂漠の中に建つ施設に連れてこられます。その中で、巨大迷路が他にいくつもある事、自分達と同じように脱出した少年・少女がいる事などを知ります。
謎の組織の代表者ジャンソンはトーマス達に、脱出してきた少年・少女に食事と寝る場所を与え、順番に新しい生活環境を用意していると伝えます。
迷宮を死に物狂いで脱出してきたトーマス達は安堵し、しばしの休息をとりました。
しかし、トーマスは一番最初に保護されてきた少年エリスに連れられて、この施設がWCKDの組織である事、新しい生活環境は嘘で人体実験をされている事を知ります。
事実を知ったトーマスは仲間達を連れ、施設を脱出する事を決意し、砂漠へと飛び出していくといったお話です。
【レビュー】
観終わって一番初めに思ったのは、「タイトルにある砂漠の迷宮は出なかったなぁ」ですね。
ただ主人公達が砂漠に飛び出していくだけでした。
僕だけかもしれないですけど、砂漠の迷宮っていう副タイトルを見た時に、第1作目のような巨大な施設に砂漠の迷宮が造られているとばかり思っていたので、なんとなく拍子抜けした感がまります。
「メイズランナー」の良い所は巨大迷路に閉じ込められたと言う設定と、その閉じ込めた謎の組織は何を企んでいるのかの謎解き要素だったのですが、「メイズランナー2」は、そのうちの1つ「迷宮」が無くなってしまったので、ただのランナーになってしまっていました。
とはいえ、謎はまだ残っているので3作目までは観れそうです。
謎の組織WCKDの中身も段々と明らかになってきましたけど、それが悪なのか正義なのかがいまいち分かりません。
新たに明らかになった事で、世界中にフレアと言うウィルスか病気みたいなものが蔓延してしまい、ほとんどの人類がゾンビのようなものに変わってしまっていたと言う事実があるのですが、トーマス達のように巨大迷路や施設に集められた若者達には、そのフレアに対する抗体か免疫があるらしいのです。
フレアに対抗する為の実験を行っているので、正義のような気もするし、やり方がちょっと強引なので悪のような気もするし、その辺はどうなるのか多少は楽しみですが、段々と1作目より引きが弱くなってきているのは否めません。
ゾンビ、ゾンビ、ゾンビ
だいたい、人類がほとんどゾンビになってしまっていると言うのはちょっと安易だなぁと思わざるを得ません。
ウォーキング・デッドが火付け役だと思うんですけど、TVも映画もゲームもゾンビ、ゾンビ、ゾンビ。
ゾンビが出なくても荒廃し、文明が崩壊した世界の話が多いのでちょっとお腹いっぱい感はあります。
3作目はやっぱり巨大迷路が再び登場する事を願っています。
レビュー俳句
「メイズなし
ランナーだけでは
引きが弱っ!」
迷宮あってこその人気だと思いますけどねぇ。