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漫画「マンホール」結末もあっさり、巻数も3巻。読み易い!

サスペンス系の考えるマンガでも読みたいなと思っていたので、バイオ・ホラー作品の「マンホール」を読んでみました。

 

3巻で完結しているので、サクッと読んでみようと思います。

 

漫画「マンホール」のあらすじ

神奈川県笹原市で、右目が白濁した全裸の男が血を吐き、パニックになった大学生に突き飛ばされて死亡するという事件が発生します。

 

笹原署の刑事である溝口と井上は、この事件の捜査するにあたり、現場に残った携帯電話から、突き飛ばした大学生の雨宮から事情を聞くことに。

 

しかし翌日、警察に出頭した雨宮は事情聴取中に警察署を抜け出し、車にはねられてしまいます。

 

そんな時、鑑識から全裸で死亡した男の右目から新種の寄生虫が見つかったとの報告を受けます。

雨宮もこの新種の寄生虫に寄生されていたことがわかり、最初に全裸で死亡した男・堀川義人の身辺を探ることになります。

 

堀川は無職で、極度のギャンブル中毒であったこと、母親にも暴力を振るい、手に負えなくなった母親がある施設に預けていた事が判明しました。

 

溝口と井上は、母親から聞いた施設の関係者との待ち合わせ場所だったと言う住所に行ってみると、何もない空き地。

 

しかし、そこには通常ではありえない奇妙なマンホールがあったのです。

 

果たして、マンホールの先には何があるのか?  事件はどの様な結末を迎えるのか?  と言ったお話です。

 

漫画「マンホール」のレビュー

とても怖い話で、バイオテロの脅威を感じました。

感染とかは一般人には防ぎようがないなぁ、と言う思いで怖くなりましたね。

 

漫画としては、設定と事件は面白かったんですが、キャラクターの魅力と言う点で少し弱かったかなと思いました。

 

主人公の人間味とか特徴がもう少し強かったら良かったかなと。

 

普通の人達しかいなかったので、リアリティとかは出ていたと思うんですが、漫画としては薄味の物足りなさがありました。

小説なら面白かったのかな。

 

漫画はやっぱり絵で魅せるものだから、今回の話でいったら、刑事の熱血だったり、犯人の狂気とか、挑戦的な部分を、もっとキャラクターや絵として出したほうがのめり込めましたね。

 

バイオ・ホラーという気持ち悪さや、おどろおどろしさは出てたんですが、意外にサラッと読めてしまって、犯人と刑事のかけ引きとかもあまり無かったですし、ウィキペディアでそう言う事件の項目を読んでいる様な、淡々とした漫画でした。

 

そう言う意味では、3巻で終わっているというのは上手いところだったのかも知れません。

長くやるにはキャラクターとかは重要ですから。

 

最初からそれを見越して描いていたのなら、正解ですね。3巻でぴったりでした。

 

犯人もわりとすぐ判明しますし、結末もあっさりしてて読み易いですよ。

 

レビュー俳句

「バイオテロ

              あれは僕には

                               防げない」

読み応えより、読み易さがある作品です。