映画「高台家の人々」キャストは綾瀬はるかで正解だと思います。
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たまには普段観ないジャンルを観てみようと思い立ち、ラブコメディの映画「高台家の人々」を観てみました。
原作の漫画も人気みたいなので、ストーリーとかに不安はないのですが、ラブコメディはちょっと苦手なんですよね。。。
映画「高台家の人々」のあらすじ
30歳の地味で平凡なOL・平野木絵(綾瀬はるか)が主人公です。
木絵には趣味と言える趣味もなく、口下手で、人にものを伝えるのを得意としない彼女には、妄想することだけが唯一の特技であり趣味でした。
そんな木絵の勤める会社に、エリート社員・高台光正(斎藤工)が転勤してきたのです。
光正は、イギリス出身の名家で、東大卒業後、オックスフォード大学に進学し、海外事業企画部へとやってきました。
さらに、大手の高台グループの長男で容姿端麗と、木絵には明らかに高嶺の花の存在でした。
しかし、光正にはある特殊な能力があったのです。
それは、人の心が読める「テレパス」だったのです。
元々は、光正の祖母であるアンがその能力を持っていたのですが、孫である光正、弟の和正(間宮祥太朗)、妹の茂子(水原希子)にも、その能力は遺伝していました。
テレパスである光正は自分に近づいてくる人間の心のやましさを知ってしまうので、人と深く関わることに辟易していました。
そんな時、光正は木絵の心の中に見た楽し気な妄想に、他の人とは違ったものを感じ、段々と惹かれていく様になります。
順調に交際を続けた2人は婚約をしますが、そこに高台家の人々が立ちはだかります。
和正と茂子は、テレパスであることを木絵に隠しておくのは良くないと光正を責め、母親の由布子(大地真央)は、名家である高台家に木絵はふさわしくないとし、2人の婚約に反対するのでした。
果たして、木絵と光正は結ばれるのか? 光正がテレパスだと知った木絵はどうするのか? と言ったお話です。
映画「高台家の人々」のレビュー
劇場で見たのですが、女性向け漫画が原作のせいか観客は女性が多かったです。
木絵の妄想のシーンなどで、結構クスクスと周りはなっているのですが、僕はなかなかその空気になじめず、集中できませんでした。
なんだか女子高に紛れ込んだみたいで気恥ずかしかったです。
彼女だろう人に連れられてきたと思われる男性もちらほらとはいたんですが、女子感があたりに立ち込めていて、DVDにすれば良かったなぁと少し思いました。
ま、その辺は作品に関係ないことですから別にいいんですけどね。
作品自体は、妄想のチープ感とかコミカル感がとても面白く、あれを見せられたら木絵の事気になってしまうのも分かる気がします。
物語は、木絵のシンデレラストーリーで、身分の違いに厳しい母親とか、よくある設定なんですが、妄想とテレパスという味付けの塩コショウが効いていて、飽きずに観れました。
あとは、綾瀬はるかで成り立っている映画という感じがしましたね。
なんだか最近は、綾瀬はるかと言えば、平凡で特技もないアラサーOLというイメージがありますから、そのキャラクターをうまく活かしているんだと思います。
けど、違うキャラクターの綾瀬はるかも見てみたいと思う今日この頃でした。
レビュー俳句
「テレパスは
便利だけども
傷つくね」
女子は観に行って下さい。