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要注意! 間違った深津絵里の使い方 「寄生獣 完結編」レビュー

「寄生獣 前編」を見て、あまりグっと来なかったので敬遠していた「寄生獣 完結編」ですが、なんとなく目に付いたので借りてみました。

 

 

超有名な人気漫画の実写化版ですね。

前編を観てグっと来なかった理由は、踊る大走査線の頃から深津絵里が大好きなんですが、彼女の顔をあんなにも弄ぶなんてちょっと見てられないなと、思ったんです。

 

予告編を見てある程度は覚悟していましたが、結構エゲツないグロさもあって、完結編観たいけど観たくないなぁと敬遠してました。

けど、観たので書きますよ。

 

 

あらすじ

前編でパラサイトに母親を殺された新一は、ミギーと協力して、パラサイトに復讐することを決意し、次々とパラサイト狩りを行っていった。

 

パラサイト側は、そんな新一とミギーに警戒感を強めていたが、実力者パラサイトの田宮良子が「彼らは貴重な存在」と観察を主張していたので、抹殺に踏み切れないでいた。

 

しかし、市長となったパラサイトのリーダー広川が、新一とミギー、田宮良子の抹殺を命令した事により、パラサイト側との全面対決へと発展する。

 

一方でパラサイトの存在を知り、脅威を抱く警察は、広川達パラサイトのアジトである市役所を完全包囲した。

そして、パラサイトを感知できる能力を持つ囚人・浦上を使って、次々とパラサイトの抹殺を行っていった。

 

広川の刺客との戦いに勝利した新一とミギーも市役所にかつけ、警察、パラサイト、新一とミギーの最終決戦となっていく。

 

新一とミギーはどうなってしまうのか? といったお話です。

 

 

【レビュー】

冒頭でも書きましたけど、深津絵里好きには見るに耐えない映画となってしまいまた。

 

VFXとはいえ、顔はくっちゃくちゃにされるは、人間味のない演技を強要され、表情のないロボットのような振る舞い。

この完結編でやっと笑ったかと思えば、怖い笑い方をこれまた強要されていました。

 

演技は上手かったんですが、もったいないですね。深津絵里はもっと可愛く使って欲しかった。

 

映画「ザ・マジックアワー」の時の小悪魔的な可愛さとか見習って欲しいですよ。彼女は歌も上手なんだから。

三谷幸喜はわかってるねぇ。

 

ま、余談はここまでにしてストーリーですが、前編からかなり原作に忠実に作られていて、原作を読んでる人にも好感がもてる仕上がりじゃないでしょうか。

 

しかし、新一と里美が結ばれるシーンは要らなかったと思います。別の形で表現した方が良かったんじゃないかなと。

 

原作では非常に重要なシーンで、パラサイトと混じってしまって人間的な感情を無くしつつある新一が、里美の愛情に触れて、人間味を取り戻すんです。

 

でも映画では、パラサイトと混じった後の新一の内面の変化とか、里美の新一を思う気持ちや愛情みたいなとこが描ききれていなかったので、あのシーンだけ浮いて見えるんですよね。

 

あとは、最後の屋上のシーンの違和感が、最後の最後で勿体無かったです。

 

浦上が里美を人質にとってビルの屋上で対決するんです。

そこで、対決して、勝って、良かった、ありがとう、となって、里美と寄り添って屋上で寝そべって空を見上げるというシーンなんです。

 

だけど、最初屋上に出るときに、浦上が屋上でタバコ吸ってた人の喉を切り裂いてるもんですから、勝って良かったけど、寝そべってないで「喉切られた人助けてやれよ」という気持ちになってしまいます。

 

それが最後のシーンだったので、変な気持ちの余韻でエンドロールを見る事になって、勿体無かったです。

 

それ以外は、戦闘もかっこ良かったし、原作にも忠実だし、面白くみれました。

 

 

レビュー俳句

「違うだろ!

            可愛く使え!

                            深津絵里」

※深津絵里をキャスティングする時は、可愛く使いましょう。