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映画「僕だけがいない街」キャストは最高だけど白鳥潤は笑えます。

漫画原作も読んで、気になっていた映画「僕だけがいない街」を借りてみました。

 

原作では結構ややこしいストーリーだったので、映画ではどんな結末になったのか楽しみです。

 

原作のレビューはコチラ

www.taroshi.com

 

映画「僕だけがいない街」のあらすじ 

主人公の藤沼悟は、売れない漫画家をしており、編集者に漫画を持ち込む毎日です。

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しかし、それだけでは食べていけないので、ピザ屋でアルバイトをしていました。

 

ある日のピザの配達中に、リバイバルと言う現象が起きます。

リバイバルとは、悟の周りで何かしらの事件や事故が起こった場合に、それが起こる前の時間に戻されて、事件や事故の原因となるものを排除しないと何度も時間が繰り返されると言うものです。

 

配達中にリバイバルが起きた悟は、交差点を渡ろうとする小学生を、暴走するトラックから助けたのですが、自分は車と衝突してしまいます。

 

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事故をたまたま見ていた同じバイト先の片桐愛梨が、入院する事になった悟の付き添いをしてくれました。

人と距離を置く性格の悟でしたが、愛梨だけは特別で、悟にも屈託無く接してくれていたのです。

 

悟が入院している間に、実家から母親の佐知子が上京して来て、退院した後も悟のアパートでしばらく一緒に暮らす事になりました。

 

一緒に暮らす事になった悟と佐知子が、ショッピングモールに買い出しにやって来ると、その帰りに再びリバイバルが起きます。

 

原因となる違和感を探す悟でしたが、原因は見つけられません。

しかし、何度かのリバイバルの後、時間は流れ始め、その時に起こるはずだった事件や事故は防がれた様でした。

 

悟自身は何も気付かなかったのですが、佐知子が何かに気付いた様子で、それがリバイバルを終わらせたのです。

 

悟は家に帰った後、佐知子に何か気付いたのかと尋ねますが、誘拐事件が未然に防がれたと冗談めかして言うだけでした。

 

次の日、悟が家に帰ると、アパートの中で佐知子が包丁で背中を突き刺され殺されていました。

 

すぐに救急車を呼び、母親を抱きしめる悟でしたが、アパートの裏手に面する窓から物音が聞こえ、窓から外を見ると、何者かが走り去っていくのが見えました。

 

犯人だと直感した悟は追いかけますが、見失ってしまいます。

そして、今度は血に染まった自分の手を見て、このままでは自分が犯人にされてしまうと思っていた矢先、巡回していた警察官に追われてしまうのでした。

 

警察官から走って逃げていると、悟に再びリバイバルが起き、リバイバルで戻った時間は18年前の小学生時代でした。

 

悟は半ば忘れかけていましたが、小学生の頃に誘拐事件が身近で起きていたのです。

この時代に戻されたことから、誘拐事件が母・佐知子の殺害事件に繋がっていると確信した悟は、誘拐事件を未然に防ぎ、リバイバルを成功させる事で、佐知子を殺した犯人を追い詰める事を決意します。

 

果たして、悟は誘拐事件の真相を掴めるのか?  母を殺した犯人を見つけられるのか?  と言ったお話です。

 

映画「僕だけがいない街」の主なキャスト

藤原竜也

有村架純

石田ゆり子

杉本哲太

及川光博

 

 

映画「僕だけがいない街」のレビュー(ネタバレ含む)

まあまあ、満足しました。

ストーリーもほぼ原作通りだったので、原作ファンも納得じゃないですかね。変にこねくり回してアレンジしようとしてなかったのは好感が持てました。

 

でも、原作で描かれていた事を全部詰め込もうと言う感じがしていて、ちょっと駆け足なところもあったので、原作知らない人はついていけたのか心配はあります。

リバイバルの説明とかもあまりなかったので、唐突だなと言う感じはしますね。

 

「僕だけがいない街」のストーリーは時系列とかが重要だと思うんですが、あんまり日付とかが分かる表記がなかったので、不親切かなと。

年代は出ていたんですけど、雛月の誘拐事件が起こる日付とか、一回目のリバイバルで日付がずれた事とかは重要なんで、もっと分かりやすく表現しても良かったと思います。

 

漫画で読んでれば、当然字面で出てきますから目に止まるんですけど、映画ではバラエティみたいにテロップ出すわけにもいかないですから、もう一工夫あった方がもっと分かりやすかったですね。

 

あとは、ラストで悟が死んでしまったのは意見が分かれるところだとは思います。

 

その分、キャストは素晴らしかったと思います。

藤原竜也も子役達も良かったんですけど、なんと言っても石田ゆり子ですよね。

 

子供時代も、現代も変わらない綺麗さで、原作通りでした。北海道弁も板についてて、上手だなぁと思います。

原作の佐知子も、昔も今も全く変わらず若々しいので、イメージぴったりです。

 

真犯人役のミッチーも良かったですね。子供時代では若々しく、現代では年寄り臭くなってました。

 

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現代と子供時代に時間が飛ぶので、どちらの時代でも大人という役柄の人は子役を使えないので大変ですよね。

 

白鳥潤役の林遣都は、子供時代では青年だったのですが、映画のラストの悟の御墓参りのシーンで再び登場する時は大分年を取っているんです。

 

その時の年齢的には、おそらく中年位のはずなんですが、もはや初老かお爺さんのようなメイクと格好で登場していて、意識的になのか分からないですけど、猫背になってるし、少し笑ってしまいました。

 

年齢を表現するのは難しいんですね。

ま、それはさて置き、映画はまあまあ及第点ではないでしょうか。

 

レビュー俳句

「年齢は

        やはり重ねて

                        なんぼだろ」

年いった人が若さを表現するより、若い人が年を重ねた事を表現するのは難しいんだと思います。

 

(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会 

 

原作はコチラ