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映画「ボディ・ハント」ネタバレ解説。アラ目立つ。

「ハンガー・ゲーム」シリーズで有名なジェニファー・ローレンスが主演の映画「ボディ・ハント」を借りてみました。

 

「ハンガー・ゲーム」シリーズは観た事ないので、あまり彼女に詳しくはなかったんですが、調べたらアカデミー賞にもノミネートされた事があるらしいので、期待できますね。

 

映画「ボディ・ハント」のあらすじ

17歳の高校生エリッサは、両親の離婚を機に母親のサラと2人で暮らす為に、郊外の一軒家に引っ越してきました。

映画「ボディ・ハント」の画像

 

サラは、離婚前から関係がギクシャクしてしまった娘との関係回復と、新しい生活をスタートする意味もあって、郊外の家を選びました。

 

郊外を選んだ理由はもう1つあり、家賃が格安だったのです。

 

実は、隣家で少女が両親を殺すという殺人事件が起こっていたので、相場よりもかなり安く借りる事が出来ました。

 

その家も、今は空き家になっているという事でエリッサもサラも特に気にしていませんでした。

 

しかし、サラは引越し初日の夜に空き家となっているはずの隣家の窓に明かりがつくのを目撃します。

 

不審に思い、近所の住人に聞いてみると、殺人事件を起こしたのはキャリー・アンと言う少女で、少女は両親を殺した後、森で行方不明になり死んだと言う事です。

隣家の明かりは、事件当時叔母の家に預けられていた少女の兄・ライアンが1人で暮らしているのでそのせいだと言うのです。

 

ライアンは、そんな状況からか周囲の住人から孤立しており、ほとんど関わりがないので、サラは気にしない事にしました。

 

ある日、エリッサは自身の通う高校の生徒会長をするタイラーからパーティに誘われて、行くことになります。

 

そこでタイラーに無理やり迫られて怒ったエリッサはパーティを飛び出してしまいますが、郊外なので自分の家まで12kmもあるのです。

 

母のサラは病院勤務の夜勤なので、迎えを頼む事も出来ず、仕方なく歩いていると、エリッサの横を車が通りかかります。

 

車はエリッサの横で止まり、中から男が家まで乗せて行ってあげると声をかけてきました。

断るエリッサでしたが、話の中で、声をかけてきたのが隣家に住むあのライアンだと分かると、余計に怖くなり、歩いて行く事に決めました。

 

しかし、激しい雨が降ってきてしまったので、恐る恐る送ってもらう事にします。

 

車の中で話してみると、ライアンは、いたって普通の大人しい青年で、次第にエリッサも警戒を解いていくのでした。

 

映画「ボディ・ハント」の画像

その後も、ライアンにCDをあげたり、家に行ったりと仲良くするエリッサでしたが、母のサラは良く思っておらず、ライアンを食事に招き、その席で今後は娘と2人きりでは会うなと言います。

 

食事に招いておきながらそんな事を言うサラとエリッサは衝突しますが、ライアンとはますます親密になっていきました。

 

映画「ボディ・ハント」の画像

しかし、そのライアンには秘密があったのです。

死んだと思われている妹のキャリー・アンを家の地下室に監禁してかくまっていたのです。

 

果たして、エリッサとライアンはどうなっていくのか?  と言ったお話です。

 

映画「ボディ・ハント」の主なキャスト

ジェニファー・ローレンス

エリザベス・シュー

マックス・シエリオット

ギル・ベローズ

 

 

映画「ボディ・ハント」のレビュー

なかなか謎解きがいのあるサスペンスでした。

 

実はライアンが監禁してかくまっているキャリー・アンは偽物で、本物は小さい頃に死んでいるんです。

 

小さい頃にブランコでキャリー・アンと遊んでいたライアンは、手を伸ばして手を繋ごうとしたんですが、その拍子にキャリー・アンがブランコから落ちて頭を打ってしまい死んでしまうんです。

 

その罰でライアンは、両親からキャリー・アンとして育てられ、しかも虐待されていたんです。

その結果、両親を殺してしまうんですね。

 

なので、町の噂では妹のキャリー・アンが両親を殺した事になっていて、ライアンはキャリー・アンを死なせてしまった罪の意識から、キャリー・アンが死んだと思いたくなくて、常にキャリー・アンの代わりを見繕っては監禁していたんです。

 

でも、キャリー・アンにされて監禁されている女性は逃げ出そうとするし、抵抗もしますから、ライアンが力余って殺してしまう事もしばしば。

 

そこで次のキャリー・アン候補にエリッサがなっていくという流れで、なんとかライアンを倒すと言う結末なんですが、そこに至るまでのトリックが巧妙で面白かったです。

 

なんですが、

観終わった後から、疑問や辻褄が合わない事が湧いてくる脇の甘さが目立ちました。

 

孤立するライアンを擁護する警察官のビルって男がいるんですが、ライアンが両親を殺した犯人だと何故知らないのか?

 

警察なんですから、ちょっと調べれば妹が事故で死んでいる事は分かるはずですし、事件の時に犯人を誰として処理したのか疑問が残ります。

 

死んでいる妹を犯人とするのは無理がありますし、なんか納得いきません。

 

観ている時はスリリングな展開もあって、とても楽しかったんですけどね。

 

映像の撮り方とか、役者の魅力とかたくさんあって、完成度は高いと思いますが、それだけに辻褄が合わない部分がどうしても気になってしまいます。

 

もっと完成度が低ければ、些細な事は気にならなかったと思うんです。

 

良作であればある程、細かい部分にも気を配らないとアラが目立つんですかね。

なんかそんな感じです。

 

観ている時は凄く楽しい作品ですよ。

 

レビュー俳句

「出来が良い

               からこそ見える

                                  アラもある」

わざとアラ探ししてる訳じゃないんですけど、他が完璧なだけに、アラが見えてしまったんです。

 

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