「アリのままでいたい」DVD観ました。ナレーションはちょっとアレですけども
公開している時から気になっていた「アリのままでいたい」を借りてみました。
カブトムシとクワガタは男の憧れですから、パッケージデザインも凄く良いです。
「アリのままでいたい」のあらすじ?
この映画にはあらすじなんてないんですよね。
写真家の栗原彗という人が撮影監督をしているネイチャードキュメンタリーです。
カブトムシやクワガタ、カマキリなどと言ったおなじみの昆虫たちの生態を、「アリの目デジタルカメラ」と言われる超接写用のカメラで余すところなく捉えていきます。
樹液をめぐって壮絶な闘いを繰り広げるカブトムシやクワガタ。
強烈な生存競争のなかで成長していくカマキリなど、普段目にしている昆虫たちの世界をアリの目線で疑似体験していくというお話です。
「アリのままでいたい」のレビュー
ナショジオを見ている様でとても楽しかったです。
しかも、撮影を日本でしかやってないので、出てくる昆虫がカブトムシ、クワガタ、カマキリ、バッタ、スズメバチ、トンボ、日本の里山で必ず目にする昆虫ばかりだったので、童心に帰って本当に楽しめました。
中でもカマキリの生存競争はちょっと感動的でもありましたね。
卵からかえる数は物凄い多いのに、成虫になれるのは数匹しかいなくて、クモやカエルなどの敵が現れる度に「頑張れー」と自然に熱くなっていました。
有名な話ではあるんですが、オスの成虫は産卵期のメスに喰われてしまうんですね。
食べられて、頭が無くなっても交尾し続けるシーンは本能のメカニズムの不思議を感じました。
どうしても、人間に置き換えて考えてしまうので、頭無くなっても出来るかなぁとか考えて、ゾ〜っとしてしまいました。
その他は、カブトムシとクワガタの闘いとかも楽しめましたけど、ナレーションのDAIGOが少しうるさかったかなと言う感じです。
カブトムシが、クワガタやらカナブンやらスズメバチを投げる度に「うりゃー!」とか「どりゃー!」とか叫ぶので、ちょっと興ざめしてしまいました。
子供さんはDAIGOと精神年齢が同じくらいなので、一緒になって楽しめると思いますけど、僕の世代的にはやはり柳生博が良かったかなと言う思いもありました。
生き物系のナレーションはやはり柳生博です!
他の部分は、女性の方のしっとりとしたナレーションで、かなり良かったと思います。
子供さんが観れば勉強になるし、親の世代が観れば懐かしい童心が蘇ってくるので、どの世代でも楽しめる良い作品でした。
ナレーションだけは、気を付けて下さい。
レビュー俳句
「聞きたいな
柳生博の
ナレーション」
夏にまた観たい作品ですね。