ノーマン・リーダス主演映画「AIR/エアー」は悲しい程につまらん!
「ウォーキング・デッド」でお馴染みのノーマン・リーダスが主演をしているという事で、気になった「AIR/エアー」を借りてみました。
プロデューサーのロバート・カークマンと言う人も「ウォーキング・デッド」に関わっていたらしいので、どんな映画なのか楽しみです。
「AIR/エアー」のあらすじ
舞台は近未来の地球。
地球上は、放射性物質の蔓延によって空気が汚染され、地上での生活が不可能な環境となっていました。
そこで、地下深くに人工冬眠施設を作り、科学者や研究者など、優秀な人材をコールドスリープさせ、地上の汚染がなくなるまで地下で眠り続ける事にしたのです。
その施設を管理する技術者のバウアー(ノーマン・リーダス)とカートライトは、半年ごとに目覚め、施設の点検や整備を行っていました。
起きている間は、施設から供給される限られた空気を頼りに作業を進め、空気の供給時間は2時間弱。
いつものように目覚めたある時、点検と整備を終え、再びコールドスリープにつこうと準備を進めていると、古くなった電気系統が火花を散らし、2つあったうちの1つのコールドスリープ装置が燃えてしまいました。
これでは、2人のうち1人は空気の供給が終わっても、コールドスリープに入れず、死んでしまいます。
果たして、バウアーとカートライトは残された空気供給時間の中で、生き残れるのか? と言ったお話です。
「AIR/エアー」のレビュー
一言で言うとB級映画で、とても面白く無かったですね。
「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダスは好きなので、あまり悪い事は言いたくないのですが、贔屓目に見ても超つまらないです。
一番の理由はセットとCGですかね。
近未来のコールドスリープ施設をうたっている割に、施設自体が滅茶苦茶古い感じの造りになっているんです。
まずノーマン・リーダス演じるバウアーが、目覚めるシーンから始まるのですが、眠っているコールドスリープ装置が古いサウナマシンのようで、あんなちゃちなマシンでコールドスリープしたら自殺行為だろと思ってしまうくらいに貧相でした。
施設を管理するコンピュータも、初期のWindowsパソコンのような白いブラウン管のPCとでっかいボタンの操作盤で、かと思えば、技術者2人が整備などに使うのは今あるようなタブレットPCだったり、古いのか新しいのかよく分かりません。
80年代に、2000年代を近未来として描いた映画を今やっているような不思議な時代設定でした。
なので、いちいち周りが気になって映画のストーリーに入り込めなかったです。
舞台設定とかシチュエーションは面白そうなので、もうちょっとキチンと作れば、だいぶ面白い映画になっていたと思います。
そんな中でも、ノーマン・リーダスはやはり、いいですね。
「ウォーキング・デッド」のダリル程では無かったですが、ほどほどにガサツでやんちゃな暴れん坊、野性味溢れる演技を魅せてくれます。
見所はそれのみと言っても過言ではありませんね。
「ウォーキング・デッド」ファンは楽しめると思いますが、それ以外の人は途中で観るのをやめるくらいのレベルの悲しい映画でした。
レビュー俳句
「ダメですよ
時代設定
ちゃんとして!」
本当にそれだけはちゃんとしてくれないと、映画に入り込めませんね。